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年会費無料だからといって得な訳ではない

以前は多くなかったが、最近は、年会費が永年無料のクレジットカードが多く出ている。セゾンやイオンといった、流通系に代表されるタイプだ。特にセゾンは、永年無料をかなり昔から推しており、その結果、圧倒的に女性客に支持され、流通系第一位にまでになった。

しかし、年会費が永年無料だからと言って、本当にお得なのであろうか?実のところは、作るのに全く費用が掛からない為に気軽に作れるというだけで、万人にお得と言える訳ではない。

年会費が有料・無料以前に、考える事

年会費が有料・無料以前に考える事がある。たとえば、下の表を見て欲しい。タカシマヤカードの例なのだが、説明にはもってこいの例だ。

タカシマヤカードは、セゾン発行の年会費が無料タイプと、年会費が2000円の有料タイプの二種類がある。その二種類を間単に比較してみた。

タカシマヤカードの比較
  株式会社クレディセゾン発行 タカシマクレジット株式会社発行
年会費 永久無料 2,100円
タカシマヤでの還元率 2% 8%
タカシマヤ以外での還元率 1% 0.5%
その他特典 西友・リヴィンで毎月2回以上5%off 国内・海外旅行障害保険が利用付帯

※説明を簡単にする為に、上の還元率は消費税を考慮に入れていない事を補足しておく。

上記をご覧いただいて、考えてみると

例えば年間に、タカシマヤで10万円使用する方がいたとする。単純計算をすると、セゾンの場合は2000ポイントになるので、2000円のお買い物券を丁度一枚ゲットできる。

対してタカシマヤクレジットの方は、8000ポイントにもなるので、合計四枚分のお買い物券をゲットできる。これでは年会費を考慮に入れたとしても、後者の方がポイントが貯まりやすい事がわかろう。

ただしその反面、タカシマヤクレジット発行の方は、その他の店舗で使用したときの還元率が低い。すなわち、タカシマヤ以外での買い物を、そのカードで何十万も使用するのなら、また話が変わってくるのだ。

お得なのは人それぞれであるという事

上記例で言いたいのは、お得なのは年会費無料という事ではなく、人それぞれ違うであろうという事。年会費がかかっても、それに見合ったバックがあるのであれば、よろこんでそちらを使えばいいのだ。それには還元率を計算する能力が必要になる。還元率の計算方法についてはこのホームページで徐々に触れていくつもりである。

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